初日から数えるともう2週間前のできごととなりますが、
個展『creamy』の思い出話というか、準備から片づけまでの
日記のようなものを書いていこうと思います。
私は大学時代に油絵を描いていたのですが
そのころからキャンバスの質感が好きで、
卒業後も、友達に絵を贈る際に
よくキャンバスに絵をプリントしていました。
漫画の連載が終わったら、イラスト制作の方にも力を入れたいと思っていたので、
それなら好きなキャンバスを使って展示をしてみたいと思うようになりました。

すぐに「やろう!」と言ってくれて、
期間中の売り子も引き受けてくれました。
ぐみ先生とはもう10年近くの仲なのですが、
何か相談したらいつも背中を押してくれる存在です。
今回の展示のテーマの「おいしそうな色」というのは
感覚的な話になりますが、自分にとって「好きな色」を指していました。
今まで以上に好きな色だけを使って絵を描こう、
固有色にとらわれないようにしよう、という意識で制作に臨みました。
また、キャンバスアートをご購入いただいた場合、
部屋に飾っていただくことを想定して、
空間に溶け込むようなイラストとは…
みたいなことも考えながら描いていました。
これは展示に限らず、今後のイラスト制作でも大切にしていきたい考え方です。
そんなこんなで、自分なりに少し感覚をアップデートしながら絵を描いたり、
グッズを作ったり、お品書きやキャプションを作ったり…
自分で会場をお借りして一から個展をやるのは初めてのことだったので
想像よりもやることが多くて大変だなあ…と思っていました。
しかし、やることがあるうちはまだ良くて
開催前日が一番、さまざまなことが不安でした。
印刷物に不備はないか、荷物はちゃんと当日に届くか、
人は来てくれるのか…

▲設営前の散らかった会場
そんな不安な気持ちのまま迎えた初日。
宅配便を受け取るために、私は少し早めに会場に着いていました。
電気の付け方がわからず、暗い部屋で印刷物を確認したら
なんか色が…暗い…(当たり前)となり震えていたところ
ぐみ先生と助っ人さんが到着。

色、いい感じ!となり、一気に安心しました。
初日は想像以上にたくさんの方にお越しいただき、
会計にまだ慣れていなかったのもあって、お時間をいただいてしまいました。
お待たせしてしまった方、申し訳ございません。
ですが「人が来ないかも」という不安は消え、あたたかい言葉もかけていただき
初日が終わる頃には、前向きな気持ちになることができました。
しかし、その一方で体は悲鳴をあげていました。
設営後ノンストップで動き回っていたため、
日々の運動不足の体に負荷がかかっていたのです。
残り5日、元気に乗り越えるために
初めて「キューピーコーワゴールドプレミアム」を買ってみました。

お守り的な感じで期間中は一錠飲んでいました。
おかげで体調を崩すことなく最終日を迎えることができました。
(プラシーボかもしれません)
開催前は、あまり人が来ないだろう…と思っていたので
グッズも少な目に発注していたのですが
ありがたいことに、品切れのグッズがちらほら出てくる状況になりました。
せっかく来てくださった方がいるのに
グッズ置き場がスカスカなのは寂しい…ということで
急遽、ラフスケッチ集を作ることにしました。

入稿フォームの不具合で入稿できない、というトラブルが起き
タスケテ…となりながらも、なんとか不備もなく本が完成。
当初は予定のなかったグッズではありますが
クリーム色の紙がかわいく、作品集と合わせて手に取ってほしい一冊になりました。
4日目(金)の後はぐみ先生と食事に行って
そのままお家に泊まらせていただきました。

パラパラと雨が降り出したので
目の前にあった良さげなレストランへ。



3種の貝のリゾット。おいしかった。

朝ごはんはちょっと早起きしてスープストックへ。
なんて優雅な朝なの。
搬出も助っ人さんに来ていただいて、おかげで予定よりも早めに片づけが完了しました。
手伝ってくれたみんな、本当に手際がいい。
ぐみ先生が「この空間ともお別れなの寂しい」と言ってくれたのが
おなじ気持ちで嬉しかったのでした。
実家でごはんを食べ、いただいた差し入れをゆっくり見たりして
最終日が終わりました。
グッズを買ってくださった方に、たまに
「どの絵が好きですか?」とお聞きしていたのですが
あまり偏りがなく、みなさんバラバラの回答をしてくださったのが印象的でした。
みつあみの女の子が「みつあみ」の絵が好きと言ってくれたり、
男性が「ゆめみごこち」の絵が好きと言ってくれたり…
なるほどと納得することもあれば、意外な回答もあったりもして
そういう風に直接お聞きできる機会はなかなかないので興味深かったです。
全日在廊は大変でしたが、
絵を見てくださる方々の反応に出会えるのは個展ならではの貴重な機会で
とても嬉しい6日間でした。
前述のとおり、前日は不安だらけでしたが
しっかりサポートしてくれたぐみ先生や助っ人さん、
おしゃれで温かい空間を貸してくださったギャラリーの管理人さん、
そして来てくださった皆さまのおかげで、やってよかった、と思うことができました。
そして、誰かに「来てよかった」と思っていただけたのなら
これ以上に嬉しいことはありません。
これからグッズとキャンバスアートの通販作業に入ります。
受注生産なのでお時間をいただいてしまうのですが
届いたらぜひお写真を撮ってもらえると嬉しいです📷
また個展をやりたい気持ちはありますが
漫画も描きたいので、しばらく先になりそうです。
でもいつかまたやると思うので、その時はぜひいらしてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

